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建て込んだ住宅街に建つ4階建ての住宅です。

クライアントが、隣接地に食品会社を経営している関係で、1階は大型と軽トラックの駐車場となっています。設計する上で、いちばん重要な条件がこの駐車場でした。

最大の面積を確保した駐車場のプランから、斜線制限のラインが決まり、階段状の形状の外観が、自動的に現れました。

その階段状の外観は、各階とも、腰壁の層と連窓の層の2層から構成されています。

腰壁の層は、外部側は、高性能の外断熱をガルバリウム鋼板のスパンドレルで覆い、室内側は、扉付きの収納となっています。収納自身も、内部に物をしまい込めば込むほど、熱容量が上がるために、断熱効果を持つようになります。

窓の層は、ペアガラスで構成されており、ハメ殺し窓部分は、ペアガラスの内側に、プラスチックの透明波板とガラスで区画された4層の空気層を設け、さらに、その間に、透光性の断熱材を入れています。そうすることで、断熱性能を上げています。

その効果により、回りを建物に囲まれた場所ですが、熱の損失を抑えながら、室内に、最大限の自然光の取り入れが可能になりました。

各階の仕上は、レベルの違いを強調するために、異なっています。それにより、高さ方向の広がりを意識することになります。

 

所在地 東京都品川区

延床面積 191.31m2(57.8坪)

構造 鉄骨造4階建て

構造設計 大賀建築構造設計事務所

設備設計 明野設備研究所

設計協力 加藤弘行

家具 Apartment

施工 幹建設

 

掲載誌、書籍
2010.08. Architecture Zone(RIHAN CC、中国)

ウェブマガジン
2010.04. e-architect
2010.06. Architecture News Plus
2011.08. designboom

 

外観を見ている。各階は、腰壁の層と窓の層の2層から構成されている。


腰壁は、高性能の外断熱をガルバリウム鋼板スパンドレルで仕上げ、窓の層は、ペアガラスで、ハメ殺し窓部分は、室内側に、プラスチックの透明波板とガラスで区画された4層の空気層と透光性の断熱材を入れることで、断熱性能を上げている。

2階のLDKを見る。回りを建物に取り囲まれているが、外周部の窓により、明るい光が入って来る。天井高は、いちばん高いところで285cm。

2階のLDKを見る。窓下の腰壁は、扉付きの収納。収納は、内部に物をしまい込めば込むほど、熱容量が上がる、断熱効果を持つ。

2階のLDKを見る。床は、床暖房+チェスナット材の三層フローリング、壁は、アンデスローズのツキ板と、アルミを蒸着させたプラスチック板となる。

2階のLDKのハメ殺し窓は、ペアガラス内側に、プラスチック透明波板とガラスによる4層の空気層と透光性の断熱材を入れ、断熱性能を上げた。

2階のLDKの上段部分。右手は、隣の工場まで距離がないが、全面をガラスの壁にしているので、明るい照度を確保できている。

2階のLDKの上段部分。天井の高さの低くなっているのを、低減するため、鏡を貼っている。それにより、天井の圧迫感も消える。

3階の廊下を見る。2つの個室に入るためのスペース。鏡の効果で、狭い空間が広がりを持ち、光も増幅される。左手は、洗面所。

3階の廊下から、2つの個室を見る。鏡の効果で、狭い空間が広がりを持ち、光も増幅される。

3階の廊下を、個室の方から見返す。正面の扉は、トイレで、その右手が洗面所、左手が階段室となる。

3階の個室Bを見る。床は、花梨材の無垢フローリング、壁は、マコレのツキ板。腰壁部分は収納となり、窓部分に断熱が施されている。

3階の個室Bを見る。入口の向こうに廊下が見える。

3階の浴室を見る。2方から光の入る明るい浴室。床は、冷え冷え感の少ない伊豆石で仕上げている。

4階の子供室Aを見る。床は、サクラ材のフローリング、壁は、シナ合板で仕上げ、子供が汚しても、あまり目立たないような色合いにしている。

4階の子供室Bを見る。机、ベッドは造り付けとなり、ベッドの下には、可動の収納が入る。

4階の子供室の机とガラス窓、それを映す鏡の様子。鏡の効果により、空間が、大きく感じられるようになり、光も増幅され、より明るくなる。