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焼肉レストランのインテリア設計。

和をベースの落ち着いた雰囲気と、光とガラスと照明を多用したモダンな感じを組み合わせた空間となっています。

面積が限られている中に、40席近い客席と、大きな調理場を取らなければならず、余裕のない計画でした。

そのため、いかに広く感じさせるかということを考えながらデザインしています。

最小の人数で運営するため、スタッフの動線計画により、調理や配膳の機器の位置が決まりました。高さも大きさもまちまちのその機器を隠すために、ガラスのスクリーンが、さまざまなところに設けられています。

ガラスのスクリーンには、裏側から照明を当てています。それにより、客席から見ると、屋外から自然光が入ったような印象で、壁の圧迫感を感じさせません。

客席のベンチの下には、床を照らす間接照明が、梁の部分には天井を照らす間接照明が入り、床と天井を明るく照らすことで、高さをより高く感じさせようとしています。

また、わざわざ腰壁を立てて小さくしていた窓を、ベンチの高さまで開け直し、外の広がりも呼び込もうとしました。

そういう効果により、かなり広々とした印象をつくりだしました。

 

所在地 東京都板橋区

延床面積 98m2 

設備設計 明野設備研究所

設計協力 加藤弘行、田中理絵子(遠藤照明)

施工 塩田工務店

 

掲載誌、書籍
2008.10. 1000 Interiors(遼寧科学技術出版、中国)

店内の様子。調理や配膳のための、さまざまな機器をガラスのスクリーンで覆って、印象を弱め、狭い空間の圧迫感を少なくしている。

天井と床を光で照らし、天井高を高く押し上げよううとしている。実際には、低い梁下の部分は2.1mしかないが、その効果により、圧迫感はない。

奥は、靴を脱いで上がる板床席。ふつうは、コンロの上に、排気ファンとダクトが現れますが、ここでは、床吸込み式の排気ファンを用い、ダクトは、客席のベンチ下を利用。そうすることで、表に、ファンやダクトが現れず、すっきりと、広々とした店内となる。

店内の奥を見ている。左側が、靴を脱いで上がる板床部分、右側のガラススクリーンの向こうは、厨房となる。

調理や配膳のための、さまざまな機器をガラスのスクリーンで覆って、印象を弱め、狭い空間の圧迫感を少なくしている。

改装前、ブロック積みの腰壁をつくり、窓を小さくしていたが、空間を広々とし、気持ちよくするために、大きく窓を開け直した。

窓側の席の様子。窓回りには、光の帯が、壁には、間接照明を仕込んでいる。

ガラスのスクリーンの詳細。機器を、ガラススクリーンで覆い、裏から照明を当てることで、室内のガラス窓にも関わらず、外光のような印象をつくる。

さまざまな光の仕掛け。

さまざまな光の仕掛け。窓やドアは、光の帯で強調される。

さまざまな光の仕掛け。